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ハーバード大学が高配当の訴訟ファンドに投資

ハーバード大学は、市場と関連しない配当を約束する訴訟原告に資金提供する投資戦略を進め始めている。このハーバード大学の投資は、IMF Benthamが米国外の訴訟への資金提供を目的とする先週完了した5億ドルの第5号ファンドへのものである。最も裕福な大学の一つであるハーバード大学は、昨年にもIMF Benthamにより組成された米国内の訴訟対象の5億ドルの訴訟ファンドに投資している。

 

ブルームバーグの調査によれば、訴訟ファンドは、世界中の弁護士事務所と訴訟原告に広がっており、投資家は90億ドルに上る長期資金をこの成長分野に投資している。訴訟ファンドは企業に対する訴訟から個人の訴訟当事者に対する資金供与にも戦略を拡大している。

 

IMF Bentham CEOのAndrew Sakerは、「我々は、ダビデにゴリアテを倒す資金を提供しており、多くの訴訟原告が、訴訟ファンドが資金調達の手段であることに気づき始めている」と述べている。

 

ブルームバーグの調査によれば、訴訟ファンドのIRRは、30%を超えている。2019年の投資家への説明では、2011年以来IMF Benthamは60%の IRRを記録している。Sakerによれば、市場と関連しない配当と不況時にはむしろ配当が増える訴訟ファンドは、機関投資家にも好まれるようになってきている。

 

2001年にオーストラリアで設立されたIMF Benthamは、2018年6月までに144の訴訟で和解し、14の訴訟で勝訴、17の訴訟で敗訴し、15億ドルを回収している。IMF Benthamの5号ファンドにはLondonのPartners Capital、シンガポールの Amitell Capital Pte Ltd. カナダのBalmoral Woodが投資している。

 

Bloomberg 2019/06/26
Michael McDonald
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-06-26/harvard-invests-in-litigation-strategy-that-has-posted-big-gains